3月10日 強風で埼玉の空が茶色に色づいていた日、さいたま市浦和コミュニティセンターで開かれた埼玉障害者市民ネット-ワークと社団法人埼玉障害者自立生活協会主催の「障害者制度改革 埼玉セミナー Part4」に参加してきた。

今年のテーマは 『障害者制度 改革 の概要 と差別禁止法 』と『制度改革のこれから』

講師はご多忙の中、埼玉に来て頂いたDPI日本会議事務局長の尾上浩二さん。

尾上さん現在の制度改革の最新の情報をわかりやすく、且つ運動家としての視点を欠くことなく話をして頂ける。

今回は今法律策定に向けて部会が活動中の差別禁止法が中心の話。

最新の情報は各種ホームページを参照にしていただけると分かると思う。

尾上さんが講演の中で話されていたように障害者差別禁止法はゴールではなく、スタート地点である。

何が差別であり、何が合理的配慮なのか。

862586_574192129257977_1522566075_nそういったことは障害者運動の過程では日々議論されてきていたことだとは思うが、娑婆ではその議論が出来ないままきていたと思う。

改めて、そういった議論の土俵が出来、土俵に上がってくる人が増えてくることで、差別が無くなるということよりは、その議論の過程の中で差別がより複雑なものになっていくのかもしれない。

そういう複雑さも含めて議論が継続できるような社会作りをしていく必要があるのだろう。

講演会終了後の懇親会にも、参加させて頂き尾上さんはじめ、埼玉の皆さんともたくさん議論が出来たすてきな一日だった。

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