いま、「協同」が創る2012全国集会 に参加しました。

 

この集会は、日本労働者協同組合連合会が中心に、2年に一度、全国各地で開催している全国集会です。

また、2012年は国連が定めた国際協同組合年であり、飢餓や貧困、失業や社会的排除等、世界が共通している課題に向けて、あらためて社会的事業体としての「協同組合」が果たす役割が注目されています。

今年は、埼玉での集会でひらかれ、当法人も実行委員会に参加させて頂き、2日目に開催された第3分科会では、竹内がパネルディスカッションのコーディネーターを担当させていただきました。

第3分科会 社会的排除を超えて~共に働き、共に生きる社会をどう創るか

 障害、失業、ホームレス、貧困など進行する社会的排除。当事者や支援者が“共に働く”ことを中心課題に据えて取り組む実践を交流し合い、制度・政策への提議を行う。
コメンテーター
五石敬路
大阪市立大学大学院創造都市研究科准教授)
パネリスト
沖野充彦
NPO法人釜ヶ崎支援機構副理事長・事務局長)
齋藤縣三
NPO法人共同連事務局長)
佐藤真
((株)環境流通システム代表取締役)
市川岳仁
山下浩志
公益社団法人やどかりの里エンジュ利用者より
コーディネーター
竹内善太
会場
分科会チラシ
 今回の分科会は「社会的排除」をテーマにということで実行委委員会への参加のお話をいただきました。
 実行委委員会に参加する過程で、「社会的排除とはそもそもどういう状態なのか」「社会的排除は突然訪れるのか」「いや障害者は生まれた瞬間から排除が始まっている」など、社会的排除をめぐって種々議論がされました。
 そこで、分科会では広く社会的排除を捉え過ぎると焦点がぼけるので、「はたらく」という場面での社会的排除をテーマに。また、障害者だけを中心に社会的排除を捉えるのではなく、それ以外の様々な社会的排除を捉えられるよう、障害者以外の取り組みをしている方をパネリストに入れるよう計画されました。
 さらに、コメンテーターは大阪市立大学大学院の五石敬路さんにおねがいしました。
 当日は、パネリストそれぞれの立場から、社会的排除の取り組みが話されましたが、なにせ、パネリストが多いので、一人の持ち時間が短く、ご苦労をかけたとおもいます。
 それでも、皆さん共通していたのは、「誰もが働きやすい場」を作れば、社会的排除がなくなるということだったと思います。
 実際の社会にそのような場が大変少なく、そういった場を創るのは大変難しいことですが、少なくとも、分科会の会場に来ていた人々とは、社会的排除を排除する同志になった、そんな分科会だと思います。
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